英語で「また」を簡単に言い換える:使用頻度の高いフレーズ

土岐田健太

本記事では、英語の「また」を使用頻度の高いフレーズを中心に解説していきます!
最後には「また」の言い換えが一覧になっているので、ご活用ください!

シンプルな「また」の言い換え: 人気フレーズランキング

英語で「また」を簡単に言い換える方法を学ぶことは、より自然で円滑な英会話を目指す上で非常に役立ちます。ここでは、「また」に相当する英語フレーズの中でも特に人気が高く、使いやすいものをランキング形式でご紹介します。

1位:again

一番シンプルで汎用性の高い言い換えとして、「again」が挙げられます。どんな状況でも違和感なく使えるため、初心者にもおすすめです。
「again」という言葉は、単純に「また」を意味する最も一般的な表現です。

例:I will meet you again next week.

2位:once more

繰り返し何度も同じことをする場合には、「once more」が使われます。特定のアクションやタスクをもう一度行うことを強調する際に適しています。
「もう一度」や「再び」と言いたいときに便利です。

例:Please read the instructions once more before starting.

3位:furthermore

論理的なつながりがある文章の追加情報を伝える際に、このフレーズが用いられます。主に書き言葉で利用されることが多いです。

例:This product is budget-friendly; furthermore, it is eco-friendly.

4位:in addition

「また」という意味の他に、「さらに」という意味をもつ「in addition」は、文章の中で追加情報を提供する際に使われます。

例:The new employee is skilled in marketing; in addition, he has experience in management.

5位:moreover

「さらに」という意味を強調する場合、特に書き言葉で使われる「moreover」が適切です。

例:She is an excellent writer; moreover, she is an expert in digital marketing.

以上がシンプルな「また」の言い換えとして人気のフレーズランキングです。これらのフレーズを日常生活やビジネスシーンで活用して、英語でのコミュニケーション力を向上させましょう。

状況に応じた「また」の英語言い換え: コミュニケーション力向上

英会話の中で「また」を言い換えることで、コミュニケーション力が向上します。状況に応じて使い分けることが重要です。

例えば、友人とのカジュアルな会話では、「again」や「also」を使うと、自然な印象を与えることができます。

一方、ビジネスシーンではフォーマルな表現が求められます。
「furthermore」や「moreover」は、より尊敬の念を示す言葉であり、ビジネス英語でのコミュニケーションに適しています。

また、相手に対し丁寧に要求を伝える場合には、「additionally」や「as well」を用いることで、適切な敬意を示すことができます。

状況に応じて適切な言い換えを用いることで、あなたの英会話スキルはさらに向上し、相手に適切な印象を与えることができます。言い換えを意識して、効果的な英語コミュニケーションを実現しましょう。

英語で「また」を効果的に使い分けるコツ

土岐田健太

「また」の言い換えを効果的に使い分けるには、まず状況や相手との関係性を考慮することが大切です!

話題が追加される場合や、前の意見を補強する場合など、文脈に応じて言い換えを選ぶことが重要です。例えば、

新しい情報が加わる:”Moreover” や “In addition”

前の意見を強調する: “Furthermore” や “Not only that, but…”

最後に、自分が話すスピードやトーンにも注意して、「また」の言い換えを使い分けることが大切です。

相手との会話がスムーズに進むよう、無理に難しい言葉を使わず、自分が自然に使える表現を選びましょう。練習を重ねることで、どんどん自然な英語表現が身に付くはずです。

以上のコツを意識して、「また」を効果的に使い分けることで、英語コミュニケーション力を向上させることができます。

8.「また」の言い換えと具体的な使い方一覧

again(再び)
<使い方> 再び何かを行いたいときに使用します。
<例文> I want to go there again.(またそこに行きたいです)

once more(もう一度)
<使い方> もう一度何かを行うことを要求するときに使用します。
<例文> Please read the instructions once more.(もう一度説明書を読んでください)

another time(別のとき)
<使い方> 将来的に再度何かを行うことを提案するときに使用します。
<例文> We can try this exercise another time.(この練習は別のときに試してみましょう)

one more time(もう一回)
<使い方> すぐにもう一度何かを行うことを提案するときに使用します。
<例文> Let’s practice one more time before the performance.
(パフォーマンス前にもう一度練習しましょう)

furthermore(さらに)
<使い方> 付加的な情報や議論を提供するときに使用します。
<例文> She is a great leader; furthermore, she is very knowledgeable.
(彼女は素晴らしいリーダーであり、さらに非常に知識が豊富です)

moreover(その上)
<使い方> さらなる情報や強調する点を提供するときに使用します。
<例文> The project is challenging; moreover, it is very time-consuming.
(そのプロジェクトは難しく、その上非常に時間がかかります。)

besides(その他に)
<使い方> 他の事柄を加えて説明するときに使用します。
<例文> Besides swimming, I also like playing soccer.
(水泳の他にも、サッカーが好きです。)

also(また、さらに)
<使い方> 付け加える事項があるときに使用します。
<例文>He is studying English, and he is also learning French.
(彼は英語を勉強していて、またフランス語も学んでいます。)

too(も)
<使い方> 同様の事柄を追加するときに使用します。
<例文>She likes hiking, and her brother likes it too.
(彼女はハイキングが好きで、彼女の兄もそれが好きです。)

as well(そしてまた)
<使い方> 追加情報を提供するときに使用します。
<例文>I enjoy cooking, and I like baking as well.
(私は料理が楽しく、そしてまたお菓子作りも好きです。)

additionally(さらに)
<使い方> 追加情報や詳細を提供するときに使用します。
<例文>The package includes flight tickets; additionally, it covers accommodation.
(このパッケージには航空券が含まれており、さらに宿泊もカバーしています。)

not to mention(言うまでもなく)
<使い方> 言うまでもなく、他の要点を強調するときに使用します。
<例文>He is skilled in writing and speaking, not to mention his fluency in three languages.
(彼は書くことや話すことが得意で、言うまでもなく3つの言語が流暢です。)

plus(それに加えて)
<使い方> 言うまでもなく、他の要点を強調するときに使用します。
<例文>The camera is lightweight, easy to use, and has great image quality,
plus it’s affordable.
(このカメラは軽量で使いやすく、画質が良く、それに加えて手頃な価格です。)

along with(〜と一緒に)
<使い方> 他のものと一緒に何かを持ってくることを強調するときに使用します。
<例文>You should bring your passport along with other necessary documents.
(パスポートと他の必要書類を持って行くべきです。)

on top of that(その上)
<使い方> さらなる情報を強調するときに使用します。
<例文>She is kind and caring, and on top of that, she is a great listener.
(彼女は親切で思いやりがあり、その上、素晴らしいリスナーでもあります。)

as well as(および、並びに)
<使い方> 2つの事柄が同等であることを示すときに使用します。
<例文>She can speak English as well as Spanish.
(彼女は英語と同様にスペイン語も話せます。)

likewise(同様に)
<使い方> 他の人や事象と同様に何かがあることを示すときに使用します。
<例文>He is a great musician, and his sister is likewise talented.
(彼は素晴らしいミュージシャンであり、彼の姉も同様に才能があります。)

together with(〜とともに)
<使い方> 他のものと一緒に何かを持ってくることを示すときに使用します。
<例文>I will bring my presentation materials together with my laptop.
(プレゼンテーションの資料とともに、私のノートパソコンも持っていきます。)

and then(そして)
<使い方> 時系列の順序やイベントの連続性を示すときに使用します。
<例文>First, we will visit the museum, and then we will have lunch.
(最初に美術館を訪れて、そして昼食を取ります。)

この記事の監修者
土岐田健太

上智大学文学部英文学科卒。同大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。上智大学学業奨励賞受賞。「教養に裏打ちされた英語力の養成」「将来まで通用する英語力の養成」を掲げ、洞察力に富んだ授業は、受講者の可能性を無限に拡げる。「目標」を明確にし、そこで結果を出すための勉強法や動機付けを個人に最適化した「オンラインパーソナルコーチング」で成果を上げている。Queenの楽曲と『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎した演劇『Q: A Night At The Kabuki』(野田秀樹氏脚本)では台本英訳も担当し、字幕サービスに活用されるなど、英語表現力も評価されている。著書に『ビジネスに効く! 英語の教養}(ビジネス社)、『1回1分でサッとおさらいマンガでゆるっと英語』、『英作文トレーニングドリルTransform』(学研プラス)などがある。