英語で「使う」「費やす」を使いこなそう!

英語で「使う」「費やす」を表す単語はuse,spend,employ~など色々あります。それぞれの単語を正しく使い分けることはできていますか?ニュアンスの違いは理解していますか?
これらの単語は似ているようで実際には異なる意味やニュアンスを持っています。正確に使いこなせるかどうかは重要なポイントです。

この記事では「使う」「費やす」という表す単語種類や用法から例文を使った具体的な使い分けの用法についても解説していきます。

この記事でわかること

・「使う」「費やす」を意味する単語
・基本的な用法
・使い分けとニュアンスの違い

「使う」「費やす」を表す単語

皆さんは「使う」「費やす」を表す単語をいくつ知っていますか?ここで紹介する単語はしっかりと覚えておきましょう。

1. use 使う

useは他動詞で「使う」を表す最も一般的な単語です。
“use tools” のように物質的なものに対しても使いますし、”use words” のように物ではない抽象的なものを目的語として使用することもできます。

2. spend 費やす

  1. 自動詞として「お金を費やす」という意味
    How much did you spend on that dress? (そのドレスにいくら使ったの?)
    「お金」が目的語であることは明確なので”money”という必要はありません。
  2. (抽象的なものを)使う、費やす
    お金のほか、time や resources を目的語として使われることが多い。

3. employ 用いる、使用する、~に費やす

  1. 「用いる」「使用する」
    「雇う」という意味がもっとも広く知られていますが、「用いる」「使用する」という意味でも使われます。
    “employ workers” (従業員を雇う)=「従業員を使ってなにかものを作る、サービスを提供する」ということを意味し、それを「雇う」と表現していると考えれば、”employ time” は「なにか目的のために時間を使う」と理解できる。
  2. 「リソースを使う」 employ resources
    ビジネスでよく使われる表現です。

4. expend 広げる、拡大する、使う

ニュースなどのフォーマルな場面でよく使われます。
expend a significant part of our national budget to support green initiatives(国家予算の相当部分を環境保護支援にあてる)

プラスα
utilize : 利用(活用)する
“Researchers aim to utilize new methodologies to conduct their experiments more effectively.” (研究者たちは、実験をより効果的に行うために新しい方法論を活用することを目指しています。)

使い分けのポイント

紹介した単語についてそれぞれの使い分けのポイントやニュアンスの違いを解説します。理解を深めて、自分で使い分けられるようになりましょう。

  • “Technicians use advanced instruments to perform precise measurements.”
    技術者たちは、正確な測定を行うために高度な機器を使用します。
  • “She spends too much time on social media.”
    彼女はソーシャルメディアにあまりにも多くの時間を費やしています。
  • “The company could lower operating costs by employing resources more efficiently.”
    その企業は、リソースをより効率的に使うことで運用コストを削減できるだろう。
  • “It’s important to expend energy wisely to avoid burnout.”
    枯渇を回避するためにエネルギーを賢く利用することが重要です。

フォーマルな順に (ややフォーマル)expend → employ → spend → use です。
“spend” “use” はカジュアル・フォーマルのいずれでもよく使われます。

use目的語に物質的なものも、抽象的なものも置くことができる
spend目的語には抽象的なものがくる。物質的なものは目的語にならない。
money , time , energy , resources などが主に目的語になる
employtime , energy , resources , tools などが目的語になる
expendtime , energy , resources , money などが目的語になる

まとめ

英検対策として、「使う」と「費やす」の正しい使い分けを理解することは非常に重要です。この記事を通じて、英検の試験においてこれらの動詞を正確に使い分ける方法を学びました。練習問題や例文を活用し、実際の試験で自信を持って回答できるようにしましょう。また、日常生活や他の英語試験でも、これらの知識を応用することで、表現力と語彙力をさらに向上させることができます。英検の合格を目指して、引き続き語彙力の強化に努めましょう!