必要な前置詞35種類!イラスト解説&使い分け方を伝授

1. 前置詞の基本: 35種類を網羅!


前置詞は、英語を学ぶ上で重要な役割を果たす単語の一つです。前置詞は、名詞や代名詞の前に置かれ、それらと他の単語との関係を示します。今回は、英語学習者にとって知っておくべき35種類の前置詞をご紹介します。

1. above(~の上に)
2. across(~を横切って)
3. after(~の後に)
4. against(~に反対して)
5. along(~に沿って)
6. among(~の間に)
7. around(~の周りに)
8. as(~として)
9. at(~で)
10. before(~の前に)
11. behind(~の後ろに)
12. below(~の下に)
13. beneath(~の下に)
14. beside(~の隣に)
15. between(~の間に)
16. beyond(~の向こうに)
17. by(~のそばに)
18. during(~の間に)
19. except(~を除いて)
20. for(~のために)
21. from(~から)
22. in(~の中に)
23. inside(~の内側に)
24. into(~の中へ)
25. like(~のように)
26. near(~の近くに)
27. of(~の)
28. off(~から離れて)
29. on(~の上に)
30. onto(~の上へ)
31. out(~の外に)
32. outside(~の外側に)
33. over(~の上を)
34. through(~を通して)
35. under(~の下に)

これらの前置詞を理解し、正しい使い方を身につけることで、英語の表現力が大幅にアップします。

2. イラストで分かりやすく解説: 前置詞の使い方


前置詞の使い方を、イラストを交えてわかりやすく説明します。各前置詞の具体的な用法やニュアンスを視覚的に理解できるように、実際のシチュエーションを想定したイラストを用意しました。例えば、「上」を表す “on” や「下」を表す “under” など、場所を示す前置詞を使った場合のイラストがあります。また、「~の中で」を意味する “in” や「~の間で」を指す “between” といった前置詞の使い方も、イラストを通じて簡単に学べます。

さらに、前置詞がどのように文中で活用されるか具体例を挙げて説明し、イラストでその状況を表現することで、前置詞の使い方が一目瞭然になります。これにより、英語学習者は直感的に前置詞の正しい使い方を覚えることができ、自然な英文を書く力が身につきます。

本章では様々な前置詞のイラストをご紹介し、その使い方や文中での活用方法を徹底解説しますので、是非参考にしてください。

3. 実例で学ぶ: 前置詞の使い分け



実際の文章や会話で前置詞を使い分ける際、どのように活用するか具体的な例を通して学びましょう。

例1:時間を表す前置詞 “at”、 “on”、 “in”
・”at” は、具体的な時刻を指す際に使います。「彼は午後6時に帰宅した」は “He came home at 6 p.m.” となります。
・”on” は、曜日や日付を指す際に使います。「彼女は月曜日にパーティーを開く」は “She will have a party on Monday.” となります。
・”in” は、月や年、季節を指す際に使います。「私たちは2020年に結婚した」は “We got married in 2020.” となります。

例2:場所を表す前置詞 “in”、 “at”、 “on”、 “by”
・”in” は、ある場所の中または範囲内にいることを指します。「彼は部屋の中(にいる)」は “He is in the room.” となります。
・”at” は、特定の点や場所にいることを指します。「彼女はバス停留所で待っている」は “She is waiting at the bus stop.” となります。
・”on” は、物体の上面または水平面にいることを指します。「彼はベッドの上に寝ている」は “He is lying on the bed.” となります。
・”by” は、物体の近くにいることを指します。「彼女は窓のそばに座っている」は “She is sitting by the window.” となります。

これらの例を参考に、前置詞の使い分けに慣れていきましょう。

4. よくある間違いと正しい使い方


前置詞の誤用は、英語学習者にとって非常に一般的な問題です。以下は、よくある間違いとその正しい使い方をいくつか紹介します。

1) inとonの使い分け: 「in」は場所や空間全体を指すのに対し、「on」は物や場所の表面を指します。例えば、「部屋にいる」は「in the room」で、「テーブルの上に置く」は「put it on the table」となります。

2) atとinの使い分け: 「at」は特定の地点や場所を指すのに対し、「in」はその中にあることを表します。例えば、「駅で待っている」は「waiting at the station」で、「家にいる」は「being in the house」となります。

3) forとsinceの使い分け: 「for」はある期間の間に何かが行われていることを示すのに対し、「since」はその期間がいつ始まったのかを示します。例えば、「5年間勉強している」は「studying for 5 years」で、「2000年から働いている」は「working since 2000」となります。

4) betweenとamongの使い分け: 「between」は2つのもの間の関係を示すのに対し、「among」は3つ以上のものの中での関係を示します。例えば、「二人の友達の間で話す」は「talking between two friends」で、「多くの人の中で選ぶ」は「choosing among many people」となります。

これらの典型的な誤りを理解することで、前置詞の使い方を正しくマスターすることができます。

5. 英語学習者におすすめの前置詞トレーニング方法


英語学習者にとって、前置詞の使い分けは難しい部分です。効果的なトレーニング方法をご紹介します。

まず、前置詞のリストを作成し、それぞれの前置詞について定義と例文を記録しましょう。これにより、前置詞の基本的な使い方を把握できます。

次に、日常生活の中で出会う英文を読む際、前置詞に注目してみましょう。どのような前置詞がどのような場面で使われているかを観察することで、自然な使い方が身に付きます。

また、英語で自分自身の考えや出来事を書く練習を行いましょう。文章を書くことで、前置詞を意識して使う機会が増え、適切な使い分けが身に付きます。

さらに、ネイティブスピーカーとの会話や文法チェックアプリを利用し、間違った前置詞の使い方を訂正することで、正しい使い方を学ぶことができます。

定期的に前置詞のクイズやテストを行い、理解度を確認しましょう。また、友人やクラスメートと共に練習することで、前置詞の使い方に対する理解が一層深まります。

前置詞のトレーニングを繰り返すことで、使い分けが自然に身に付き、英語表現力も向上することでしょう。

この記事の監修者
土岐田健太

上智大学文学部英文学科卒。同大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。上智大学学業奨励賞受賞。「教養に裏打ちされた英語力の養成」「将来まで通用する英語力の養成」を掲げ、洞察力に富んだ授業は、受講者の可能性を無限に拡げる。「目標」を明確にし、そこで結果を出すための勉強法や動機付けを個人に最適化した「オンラインパーソナルコーチング」で成果を上げている。Queenの楽曲と『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎した演劇『Q: A Night At The Kabuki』(野田秀樹氏脚本)では台本英訳も担当し、字幕サービスに活用されるなど、英語表現力も評価されている。著書に『ビジネスに効く! 英語の教養}(ビジネス社)、『1回1分でサッとおさらいマンガでゆるっと英語』、『英作文トレーニングドリルTransform』(学研プラス)などがある。