TOEICのpart4はTOEICにおけるリスニングパートであるpart1~part4の中で最難関のパートです。
TOEICの勉強を始めたばかりの人のpart4の優先順位は高くありません。
まず、part1とpart2の勉強から始めましょう。
これらの勉強法もまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
【TOEIC満点が語る】TOEIC part1のコツと対策・勉強法
【TOEIC満点が語る】TOEIC part2のコツと対策・勉強法
その一方で、ある程度得点はとれるようになってきたけれど、もっともっと得点をしたいと思っているそこのあなたは、part4の対策をしっかり行うことが大切です。
最初に最難関のパートと言いましたが、part4は対策によって点数が全く変わってきます。
周りと差をつけて高得点を狙っちゃいましょう。
- TOEICのpart4はどのような特徴があるのか
- TOEICのpart4の勉強法
- TOEICのpart4対策のおすすめ参考書
part4の全貌を解説
TOEICのpart4はリスニングパートの中で最難関だとされています。
どこが難しいのかというと他のパートに比べて、一つ一つの問題音声が長いことです。
問題音声が長いことによって後半になるにつれて前半の文章の内容を忘れてしまいます。
長い間音声を聞き続けるために必要な集中力は尋常じゃありません。
そのためにも、あらかじめどのようなジャンルの話を知っておくことはかなりのアドバンテージになります。
どのようなジャンルの問題が出題されるのか見てみましょう!
part4で出題されやすいジャンルをまとめてみました。
1.電話のメッセージについて答える。
電話がかかってきて、その内容について答えるタイプの問題です。
電話の内容を問う問題や、話し手の特徴についての問題が出題されます。
ポイント
誰が誰に電話をしているのかを掴む。
なんの用件なのかを掴む。
2.アナウンス内容について答える。
流れてくる放送の内容について答えるタイプの問題です。
紹介されたことについて問う問題や、放送された目的についての問題が出題されます。
ポイント
何について紹介されているのかを掴む。
現在どのような状況なのかを掴む。
3.従業員や客への説明内容について答える。
会議の設定での説明やお店の設定での説明をする内容について答えるタイプの問題です。
自分と相手の関係はどのようなものなのかを問う問題や、客にとって得になる情報などについての問題が出題されます。
ポイント
どのような場面にいるのかを掴む。
自分と相手がどのような関係なのかを掴む。
どのような勉強をしたら高得点がとれるの?
まずはおすすめ参考書を紹介したいと思います。
『TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)』です。
TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)
なぜ、この参考書がおすすめかというと本番に忠実に作られている参考書であるからです。
さらに、part3とpart4に絞って解説しているため、取り組みやすいです。
今回は、この参考書をおすすめしましたが大切なのは使い方です。
本番形式の問題集ならば使い方は同じなので、すでに持っている参考書があるのならその参考書を使ってください。
part4の効果的な勉強法!
英語ができる人ほどリスニングを勉強するときにやってしまいがちな勉強法が、一回だけ音声を聞いて問題を解いたらすぐに答え合わせをしてしまうということです。
これの何がいけないのかと言いますと、解答をすぐに見てしまったら自分がどこを聞き逃していたのかを自分で気づくことができません。
自分で自分の間違いに気づくということはとても大切です。
一度問題を解いたら音声が何をいっているのかが聞こえるようになるまで何度も聞き直しましょう。
「聞こえるようになってきた!」
という実感を得ることができます。これを実感したら、スクリプトを見て合っていたのかを確認しましょう。
もし、そこで間違いを発見できたらそこが弱点です。
その文章でシャドーイングを行なってみましょう。
part1やpart2ではディクテーションもすることをおすすめしていたのですが、part4ではシャドーイングだけで十分です。
なぜなら、ディクテーションするにしてはpart4の問題文は長いからです。
多くの時間がとられてしまいます。それでは時間がもったいないです。
シャドーイングは自分が正確にできているかどうかをチェックすることは難しい学習法です。
そんな時には、自分のシャドーイングができているかどうかをチェックしてもらえるような環境を用意することが一番効果的です。
私たちに皆さんのシャドーイングのチェックを手伝わせてください!
私たちLibartsでは、シャドーイングの添削を行なっています。
「自分が正しく発音できているか不安!」
というような悩みのある人はぜひ一度Libartsの無料相談にお越しください。
最後に
今回は、TOEICpart4の対策と勉強法についてまとめました。
高得点をとるには、何度も音声を聞きシャドーイングを行うことが効果的です。
part4は決して対策せずに高得点のとれるパートではありません。
この記事が目標スコア取得の手助けになれば嬉しいです。
上智大学文学部英文学科卒。同大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。上智大学学業奨励賞受賞。「教養に裏打ちされた英語力の養成」「将来まで通用する英語力の養成」を掲げ、洞察力に富んだ授業は、受講者の可能性を無限に拡げる。「目標」を明確にし、そこで結果を出すための勉強法や動機付けを個人に最適化した「オンラインパーソナルコーチング」で成果を上げている。Queenの楽曲と『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎した演劇『Q: A Night At The Kabuki』(野田秀樹氏脚本)では台本英訳も担当し、字幕サービスに活用されるなど、英語表現力も評価されている。著書に『ビジネスに効く! 英語の教養}(ビジネス社)、『1回1分でサッとおさらいマンガでゆるっと英語』、『英作文トレーニングドリルTransform』(学研プラス)などがある。