【TOEIC満点が語る】TOEIC part6のおすすめの参考書・問題集!勉強法も解説!

今回は、TOEIC part6のおすすめの参考書と勉強法を解説したいと思います。

TOEIC part6はリーディングパートです。

このパートは、正確に素早く解いていくことがポイントとなります。
TOEICのリーディングで最も時間が必要なパートは最終問題となるpart7です。part7で50分程度の時間をとっておくために、このpartは10分程度で終わらせることが必要となってきます。

難しいと思った人もいるでしょう。
しかし、問題ありません。
part6は問題数が最も少ないpartで16問しかないからです。

土岐田健太

今回紹介する方法でpart6を正確に解けるようになりましょう。

この記事でわかること
  • TOEICpart6でおすすめの参考書
  • TOEICpart6を素早く解く方法

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TOEICpart6ってどんなパート?

TOEICpart6を独立して考えてはいけません

どういうことかというと、TOEICのpart6の問題の傾向はpart5の問題の傾向と重複する部分がたくさんあるからです。

そのため、基本的には今までやってきたpart5の対策をそのまま行うことで、それがpart6の対策になります。

part5の対策の記事もあるので、part5の対策をまだ行えていないという方は【TOEIC満点が語る】TOEIC part5のおすすめの時間配分と解き方の記事を読んでみてください。

もちろんpart5と傾向が全く同じというわけではありません。
part6固有の問題が主に2種類あります。

今回は、特にpart6特有のものについて解説していきたいと思います。

熟語をマスターせよ!

まず、一つ目は、熟語について問われるものです。

part6では熟語である定型表現についてよく問われます。

それはなぜなのかというと、part6で出される文章の傾向が広告メールなどであるからです。この二つの文章はは定型表現が問いやすいように構成されています。

例えば、ある提出物の締め切りについてのメールの問題が出たとします。
その期限について書かれている文章であるとき、「no later than」という「遅くとも〜」という英文がよく出てきます。

このように、メールや広告では定型表現を使うことがよくあるためそこが問題になっていても自然な文章であるため問いやすいのです。

定型表現つまり熟語をマスターしましょう。

全体を俯瞰せよ!

次に、二つ目は、脱文挿入の問題です。このタイプの問題は正しい着眼点を持って取り組むことができれば、特に難しい問題ではありません。その着眼点とは、①時系列に注目固有表現に着目指示語や代名詞に注目の3つがあります。

時系列に注目

問題となっている文がどこに入るかを考えるときにまず注目すべきは時制です。時制がかなり明確に描かれているものであったり、現在と過去の対比が行われているものであったりの文章が存在します。そのため、時制に注目するだけで解ける問題もあります。

固有表現に注目

固有名詞に注目することも大切です。文章中で説明もなくいきなり固有名詞が出てくることは、なかなかないですよね。そのような時は、そこが脱文となっている可能性を考えましょう。抽象的な話題の後に具体的な話題がくることが多いというような文章の構造的な部分を意識しておきましょう。

指示語や代名詞に注目

指示語代名詞は意外と盲点になりますが、実はPart 6で安定して高得点を取るためには、前の英文とのつながりを見抜く必要があります。選択肢の代名詞や指示語が何を指すのかを考えて解く問題で差がつくのです。

どの本を使うべきなの?

part6のおすすめの本としては、TOEIC L&Rテスト書き込みノート全パート攻略編です。

TOEIC L&Rテスト書き込みノート全パート攻略編

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なぜおすすめかと言いますと、この本には、part6のエッセンスが詰まっているにもかかわらず、とてもシンプルにまとまっているためわかりやすいです。

この本を一度やっておくだけで、概要がわかりかなり問題が解きやすくなると思います。

また、みなさんが持っている単語帳の中には、定型表現がまとめられているページがあると思います。

この部分を重点的に学習することもとても効果的です。

意外と多くの受験生はこのページを飛ばしてしまっていることがありますが、この部分を勉強しておくことで定型表現が問われたときに引き出しを大幅に増やすことができます。
ここで点差をつけてしまいましょう。

そして、最後には公式問題集をこなすことも大切です。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 

この問題集をやって行く中で、問題の概要がわかりその対策ができたら実践演習を数多くこなしていきましょう。

そのためには、公式問題集がやはり最強です。
脱文挿入が苦手という人がいたら、その分野だけをひたすら行うといった学習法も効果的でしょう。

最後に

今回はTOEIC part6のおすすめの参考書と勉強法について紹介しました。

まずは、part5の対策をしっかりと行いましょう。そうすることでpart6の得点もきっと伸びるはずです。
それが終わったら、part6特有の問題の対策を今回紹介したような方法で行ってみてください。きっとTOEICのスコアが上昇するはずです。

土岐田健太

みなさんのTOEICのスコアが伸びることを心から願っています。

この記事の監修者
土岐田健太

上智大学文学部英文学科卒。同大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。上智大学学業奨励賞受賞。「教養に裏打ちされた英語力の養成」「将来まで通用する英語力の養成」を掲げ、洞察力に富んだ授業は、受講者の可能性を無限に拡げる。「目標」を明確にし、そこで結果を出すための勉強法や動機付けを個人に最適化した「オンラインパーソナルコーチング」で成果を上げている。Queenの楽曲と『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎した演劇『Q: A Night At The Kabuki』(野田秀樹氏脚本)では台本英訳も担当し、字幕サービスに活用されるなど、英語表現力も評価されている。著書に『ビジネスに効く! 英語の教養}(ビジネス社)、『1回1分でサッとおさらいマンガでゆるっと英語』、『英作文トレーニングドリルTransform』(学研プラス)などがある。