【1万人指導】TOEIC700点を最速突破する勉強法

本記事では、TOEIC700点を最速突破する勉強法を、「平日編」と「休日編」に分けて紹介します。

土岐田健太

忙しい平日と、時間がたっぷりとれる休日ではやるべきことが違います。

みなさんの貴重な時間を有効活用して最速でスコアアップを目指しましょう!

TOEIC700点を最速突破に必要な参考書

TOEIC700点を突破するためには、単語や文法などの知識の習得はもちろん、リスニングや読解など幅広いトレーニングをしなければいけません。その時に役立つ参考書については、以下の記事を参考にしてくみてださい!

TOEIC700点を最速突破する勉強スケジュール 平日編

目標スコア獲得のためには、平日は1日3時間の勉強時間を確保しましょう。もちろん、必ずしも2時間通しで勉強する必要はありません。あくまで3時間という時間は目安に過ぎず、700点突破に必要なノルマをこなすことが大事です。

また、勉強開始直後は勉強時間の割合を単語や文法などの知識:問題演習=2:1勉強後半では1:2などに変える柔軟さも必要です。以下が平日のノルマの例となります。

まず、英単語学習から見ていきましょう!

英単語学習は、高速回転が基本です。「やっとの思いで英単語帳を1周したけれど、確認したら半分も覚えていなかった」という経験はありませんか?

すると、「自分は記憶力が悪い」や「暗記が苦手だ」などと思っていませんか?

実はそれは思い込みに過ぎず、人の脳はそもそも復習しないと忘れるようにできているのです。

つまり、「一定期間で同じ単語にどれだけの回数触れられるか」が英単語学習の肝なのです。そのためには、学習する単語を「分からない単語」に的を絞る必要があります。また、1つの英単語の意味を思い出すのに使える時間は1秒、という厳しいルールを設定することも必要です。単語帳にのっている全ての単語を、「英単語を見た瞬間に日本語訳が言えるレベル」に仕上げるのです。

こうすることで、英単語学習が効率的になるだけでなく、英語の反射神経が鍛えられ、読解やリスニングのスコアアップにも繋がります。

例えば 、TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ を1カ月で覚えるとします。 1日200個取り組めば5日で1周、1カ月で6周することができます。最初の1・2周はかなり時間がかかって辛いですが、4・5週目を迎えるころには半分以上の単語を覚えることができ、200個のノルマをこなすのにかかる時間も短くなっていきます。目安時間は1~1.5時間です。

次に英文法について見ていきましょう!

英文法も英単語と同様に、高速回転が基本です。しかし、英文法の場合は問題集や参考書の1周目で丁寧に読み込み、理解することが大事です。理解を伴わない丸暗記の英文法学習は応用が効かず、非常に効率が悪いからです。

2周目以降は、1周目でできなかった問題にフォーカスを当てて回転率を重視して取り組みましょう。目安時間は30分です。

さらに、苦手なパートの問題演習も必要です。

単語や文法といった知識面の強化と同時に進めたいのが、苦手パートの問題演習です。 リスニングならシャドーイング、リーディングなら長文読解と知らない単語の暗記が基本です。それぞれ30分ずつが目安です。

また、各パートの対策は、リスニングとリーディングに分けて「結果の出やすいパートから取り掛かる」ことが大事です。その順番とは、リスニングはPart1→2→3=4、リーディングはPart5→6→7です。お気づきでしょうか?偶然にも試験が構成されている順番そのままです。結果の出やすいパートとは、知識ベース&よく出る知識が決まっているパートのことです。各パートごとの勉強法は、以下を参考にしてみてください!

Part1&2の勉強法では ディクテーションが効果的です!

Part1&2の勉強法としては、ディクテーション、すなわち書き取りが最適なものになります。これらのパートは流れる英文が短い分、1文を正確に聞き取る力が必要だからです。ディクテーションをすることで自分が聞き取れない単語を特定し、繰り返し音読することで聞き取れる表現を増やしておきましょう。

Part3&4の勉強法ではシャドーイングがオススメです。

Part3と4の対策には、シャドーイングが最も効果的なので、じっくり確認しましょう。シャドーイングとは、音声を影のように追いかけて自分も発話するトレーニングです。この時、基本時には「スクリプトは見ずに」音読をします。

シャドーイングは、「かたまり感覚の強化」に効果を発揮します。かたまりの強化とは、「重要なことを先に言うという英語の語順に慣れること」を指します。Part3や4でよくある、「英文が長くて途中で内容が分からなくなる」という悩みは、かたまり感覚を強化することで解決できます。英文を前から処理することができるので、内容理解のスピードが落ちないからです。

Part5の勉強法は文法・語彙力の強化です!

Part5の勉強法は非常にシンプルで、文法・単語学習、つまり平日メニューをこなしていけば確実に結果が出せます。

Part6の勉強法は意外かもしれませんが、Part5&7の勉強法+熟語でカバーできます。

文字にすると一見大変に見えるPart6ですが、実は対策のほとんどはPart5と7の勉強で済んでしまいます。

Part6の代名詞のようになっている脱文挿入問題も、Part7で再登場します。言うなれば、Part6はPart5と7の中間のようなパートです。特別に必要な対策を挙げるとするなら、熟語や定型表現の勉強です。これは、Part6がEメールなどの定型表現を多く含む英文が題材となることが非常に多いからです。

最後にPart7の勉強法として、長文読解問題を解く&知らない表現の暗記があります。

こちらも非常にシンプルです。英文をたくさん読んで、たくさん問題を解いて、知らない表現を覚える。これに尽きます。

TOEIC700点を最速突破する勉強スケジュール 休日

模試の演習日を作るのも大切です。

平日と違い勉強時間がたっぷりとれる休日には、公式問題集などの模試に取り組みましょう。「2時間連続で問題を解く」ことに慣れるためです。可能であれば、公開テストの日程を再現して解いてみるのもアリです。また、この休日の勉強は平日の勉強内容の「アウトプット期間」と捉えることもできます。上手にインプットとアウトプットを組み合わせて勉強の効率を最大化していきましょう!

お知らせ

現在Libartsでは、「無料」で英語の学習相談を行なっています。

英語学習で悩んでいる方は、一度ご相談ください!

動画で学習したい方:https://www.youtube.com/channel/UCuGhEcVSymz-gbwbr9_RGAQ

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この記事の監修者
土岐田健太

上智大学文学部英文学科卒。同大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。上智大学学業奨励賞受賞。「教養に裏打ちされた英語力の養成」「将来まで通用する英語力の養成」を掲げ、洞察力に富んだ授業は、受講者の可能性を無限に拡げる。「目標」を明確にし、そこで結果を出すための勉強法や動機付けを個人に最適化した「オンラインパーソナルコーチング」で成果を上げている。Queenの楽曲と『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎した演劇『Q: A Night At The Kabuki』(野田秀樹氏脚本)では台本英訳も担当し、字幕サービスに活用されるなど、英語表現力も評価されている。著書に『ビジネスに効く! 英語の教養』(ビジネス社)、『1回1分でサッとおさらいマンガでゆるっと英語』、『英作文トレーニングドリルTransform』(学研プラス)などがある。